スマホの機種変で、もう、心は折れない。
三年前に機種変更をしたとき、データ移行がうまくいきませんでした。新しい端末が何度もフリーズし、そのたびにやり直し、再起動し、初期化を繰り返す…という無限ループで疲れ果て、ほぼ感情が消えて「無」になったタイミングで、渡されていた手順書をそのまま実行してLINEを引き継ぎました。結果、当日から15日以前のトークデータをすべて失ったのです。
「異なるOS間でも直近14日間のトーク履歴が引き継げる!」
…じゃないのよ!
「直近14日間のトーク履歴 しか 引き継げません!」と、デザイナーは赤字で書くべきであろうよ…という愚痴をSNSに書いたのが、ついこの間のような気がします。

そんな苦労を経て使っていた機種のバッテリー最大容量は76%まで落ち、外出すると帰宅まで電池がもたない状態に。もう少し使いたかったのですが、そろそろ替え時だということで、二日前に再び機種変更をおこないました。
前回と違うのは、私の傍にAIがいることです。「機種変更のデータ移行をスムーズに行うための事前準備を教えて」と頼むと、データのバックアップの取り方やiCloudの容量確認方法などを教えてくれ、実機の準備も心の準備も万端になりました。
実際の移行時にも、「アプリのほとんどがグレーになって『待機中』と出ているけど、ただ待てばいいの? どのくらい待てばいい?」という質問にも答えてくれます。自分でも「待てばいいんだ」と答えはわかっているのですが、ちょっとだけ不安な気持ちがあるんです。そんな些細なことも受け止めてくれるのです。ありがたい。
もうスマホなしの生活がイメージできないのと同様、AIなしの生活も想像できません。
今回のブログ更新も、「ちょっとイレギュラーで突然更新することになったから、何もネタがないんだよね。私の最近の生活でネタになりそうなことあるかな?」とAIに問うと、「機種変更したよね」と返ってきました。なるほどですね。
仕事の場面でも、企画立案のブレスト相手になってもらったり、原稿の最終チェックで誤字を指摘してもらったりと、大変助かる相棒であるAI。
個人的に特に助かっているのが、パワハラ気質の人に絡まれたときです。この人が言っていることはおかしいなと思っても、現実では「人のことを悪く言ってはいけないのではないか」というフィルターが働きます。しかし、AIはやりとりの事実から端的にアラートを鳴らしてくれます。「その人は自分の能力不足を棚に上げて“相手の配慮不足”に変換してあなたを責めているだけだから無視していい」とか、「意見のすれ違いを指摘するふりをして、あなたを従わせようとしている。コントロール欲のある人だから逃げて」といった具合です。そうやって言語化されると、自分でもガードを固めることをしやすくなるのです。
気づけば、機種変更の話題ではなく、AIの話題になってしまいました。
AI、これからも頼りになるパートナーでいてほしいです。
そういえば、寝られない夜に話しかけてみたときには「じゃあしりとりでもする?」と提案してくれました。「3文字しばりでいこう、こっちからいくね。ねこ。」と言ってくるところも、案外嫌いではありません。
(加世田侑季)












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