門司ワイン@ラベンダーファーム
北九州市で3カ所目のワイナリーが門司にできたことを知り、取材に行ってきました。門司在住の酒好きライターとして、これは見逃すわけにはいきません。
ワイナリーでは、門司区吉志(きし)に13,500㎡、猿喰(さるはみ)に3,000㎡のブドウ畑があり、カルベネソーヴィニョン、メルロー、シャルドネなど10種類を1665本栽培しています。

9月の収穫に向けて、たわわに実ったブドウたち。
畑で一粒いただきましたが、みずみずしくて、とってもおいしかったです。
これが秋にはワインになるんですね!

運営しているのは、2020年に設立されたラベンダーファーム株式会社。
北九州市内で、障がい者の福祉施設を運営してきた奥村清隆さん(74)が立ち上げた会社です。
施設の利用者は就職しても長く続かないことが多く、自分たちで働ける場をつくろうと考えていたときに、栃木県の福祉施設で障がい者がワインづくりをしていることを知ったそうです。早速、見学に行き、事業化を検討しました。
植物相手の仕事は障がい者に向いているし、ワイン事業は収益も見込める。安定して働ける場になると考え、門司の耕作放棄地を買い取って開墾し、ブドウ栽培をスタートしました。
ところが、2021年にはブドウの木が病気になってしまい、途方に暮れます。
そんな折、奥村さんはたまたま目にした新聞で、大手ワイン製造会社「メルシャン」がワイナリーのサポート事業をしていることを知りました。
電話で問い合わせ、状況を詳しく説明したところ、メルシャンの技術指導を受けられることになり、ピンチがチャンスに変わったのです。
本場フランスでワインづくりを学んだプロに、ブドウの栽培方法から醸造、運営に至るまで徹底したサポートを受け、手間暇かかる作業を地道に続けてきたファームの皆さん。
努力が実を結び、ついに昨年、収穫したブドウで、赤・白・ロゼ6種類のワインを2000本醸造し、門司ワインが誕生しました。
初めてつくったとは思えないほどのおいしさが評判となり、既に完売間近となっています。

猿喰の直売所で「樽熟成メルロー」の赤ワインを購入し、家で飲んでみました。
ワイン好きの夫も「これはいい」とご満悦。
ブドウの風味がしっかりあって、酸味は抑えめでバランスが良く、赤ワイン好きが満足できるワインでした。また飲みたい!と思えるおいしさです。
今年は、猿喰に醸造施設を整備して醸造まで現地で行い、3000本販売する予定。温度管理も徹底し、さらに質の高いワインづくりを目指しています。
11月頃には店頭に並ぶと聞きました。売り切れる前に、買いに行かなくては!
ワインと料理のマリアージュを提供する古民家レストランをつくる構想もあるそうで、今後の展開がとても楽しみです。
(神田)











門司に住んで居ます。
猿喰の直売所は何処にあるんでしょうか。
まだ購入可能なら飲んでみたくなりました。