2024-07-07

ところ変われば乗車ルールも違います〜新潟在住ライターより〜

夫の転勤で新潟に住んで、もう5年半になります。田中角栄のお膝元だけあって、交通事情は良好。新潟市内には “都市高”風の自動車専用道路が張り巡らされていて、かなり遠くまでタダで走ることができます。東京へは上越新幹線でつながり、停車駅は県内に5つ。2時間で東京です。

そんなわけで、ふだんの生活でJRを利用する機会はあまりないのですが、東京に行くときには最寄駅から在来線で新潟駅まで行き、新幹線に乗り換えます。その在来線に初めて乗ろうとしたときのこと。電車は止まったのに、目の前の扉が……開かないのです。慌てて周りを見回し、開いている扉を見つけて駆け込みましたが、冷や汗ものでした。「なぜに!!」と、動揺したまま停車した次の駅で、理由がわかりました。なんと、ボタンを押して、自分で扉を開ける仕組みだったのです。乗客のみなさんは、きちんと自分でボタンを押して扉を開け、乗り込んだあとは車内のボタンで扉を閉めていらっしゃいました。夏は暑く、冬は寒い新潟の、車両内の空調効率を上げるためなのか。理由はわかりませんが、ところ変われば、乗車ルールも変わるものだと学んだしだいです。

とはいえ、めったに乗らないJRだけに、停車しても数秒間、いまだ沈黙の時間が流れてしまうのですが……。(のぐち)

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