「北九州市民映画祭」12月に開催します
履歴書とか会員登録的なものによくある趣味・特技の欄に何を書くか……。
没頭できる趣味があるわけでもなく、特技と言えるほどの技もないけれど
かつて仕事で担当した映画は、今でも月1〜2本くらい見ているので、この欄に「映画鑑賞」と書くことにしています。
見る専門の映画ですが、十数年前から運営スタッフとして参加させてもらっているのが「北九州市民映画祭」。
北九州市民映画祭は、2010年「日・中・韓東アジア文学フォーラムin北九州」の応援企画として、青山真治監督の声かけで市内の映画好きなボランティアスタッフが集まってスタートしました。
ここ数年はコロナの影響などもあり開催されていなかったのですが、今年の12月に久しぶりに開催することとなりました。
今回は、ここで映画祭のお知らせをさせてください。
今年の映画祭の特集は、立ち上げから企画コーディネーターとして携わっていただいていた「青山真治監督」。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、青山真治監督は昨年3月、57歳の若さで逝去されました。
門司区出身で、代表作の「EUREKA」などは、カンヌ国際映画祭をはじめ国内外で高い評価を受けています。
監督として手がけた作品は、長編・短編を含めて約50本に及び、映画の脚本、小説批評、プロデュースなど、映画界で多くの足跡を残しました。
今年の映画祭では、これまでの恩返しも含め追悼企画として、青山監督に関わる作品を上映します。
監督作だけではない、ビデオ化されていない貴重な映像作品なども予定しています。
上映作品や観覧料などは詳しくは、内容が決まり次第、映画祭のホームページやSNSなどで発表します。
【第6回北九州市民映画祭 追悼 青山真治監督】
会期:2023年12月8日(金)〜10日(日)
会場:北九州立美術館分館4階
また、青山真治監督作品に関するポスターやスチール写真、絵コンテ、制作資料などを展示する企画展も開催します。
【青山真治クロニクルズ展】
会期:2023年12月2日(土)〜17日(日)
会場:北九州市立美術館分館5階
青山監督のことよく知らない、という方も、映画、映像、作品づくりに対する一人の映画人の姿を知ることができる機会になるのではないかと思います。
準備もこれからが本番になり、バタバタとした日々が始まりそうですが、たくさんの方に参加していただける映画祭になるようにがんばります。
(中山)
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