2022-11-12

白菜漬け

まもなく白菜の美味しい季節。幼児食レシピを担当させていただいている「リトルママ北九州スール」の来年1月発行号では、「白菜漬け」を取り上げる予定です。この企画、昨冬から温めていたもので、カンタンに漬けることのできるジッパー付き袋でのレシピとともに、本格的な「樽で漬ける白菜漬け」も登場します。

そう、樽があると漬物にも気合が入りますよね。問題は置くスペースです。少なくともわが家では、台所の端に無理してやっと1つ置いている状態(笑)。「樽で漬ける白菜漬け」の取材をしたとき、広々と作業ができる土間でこそ、樽は真価を発揮するのだとつくづく思いました。

考えてみると、漬物に限らず味噌づくりや餅つきなど、次世代に残したい食習慣を守ってきたのは、ほかならぬ土間だったのかもしれません。教えてくれた70代の女性がひとりで作業する土間に、かつて何世代もが一緒に手を動かしていた幻影を見た気がして、昨今の住宅事情や子育て環境、文化の継承に思いがめぐりました。

とはいえ、現代のキッチンでも、ジッパー袋を使っても、ちゃんと白菜は漬かってくれます。古漬けになると酸味が増していく、昔ながらの白菜漬け。これを自家製で、つくりやすい分量で。「リトルママ~」は子育て中の方に向けたフリーペーパーですが、本号は白菜を愛するすべての方にぜひ手に取っていただきたい!そんな思いを込め、原稿を執筆中です。(西村)

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